こんにちは、アンテナ部隊のクニノブです。
最近めっきり寒くなってきましたね。皆さまも風邪に気をつけてくださいね。
さて、先日、会社の同僚数名で飲みに行ったときの話です。
隣のテーブルにいた30代と思われる男性が、WX330Kを使っているのを発見。これは嬉しい!と思ったら携帯電話も所有。まぁいわゆるダブルホルダー(=ウィルコムと携帯電話の2台持ち)ですね。
ここまではよくある話なのですが、ところがその後ひょんなことから、その男性から話を聞くことが出来たのですが、なんとも意外な結末に。。。。
その男性いわく、現在のお住まいの部屋で唯一使えるのは『ウィルコムの電話機だけ』なんだということなのです。
一体どんな所に住んでいるのか?と思ったのですが、特別なところではなく東京都の中野区に住んでいるとのこと。確かに、どこかの携帯電話会社1社で使えない場所というのはあるかもしれませんが、全ての会社の携帯電話が使えない場所、しかも東京都の中野区で、、、というのはあまり聞いたことが無いので少しびっくりしました。
そんな厳しい環境の中でウィルコムだけ使えるのは、きめ細やかなエリア構成ができるマイクロセルネットワークの特徴が出たのかもしれませんね。エリアを企画するものとして、正直少しうれしかったです。
因みにそのかたは、当時DDIポケットとしてPHSサービスを開業した時から続けてご利用いただいている、長期利用ユーザーのかたでした。ありがとうございます。
さて、今回は少し珍しい基地局を皆さまにご紹介させていただきたいと思います。
アンテナ設置の難しい一面も少しは分かっていただけるかもしれませんね。
【日本一高いところ(標高)についているアンテナ】
場所:富山県立山 立山黒部アルペンルート室堂(むろどう)
ご存知のかたもいらっしゃると思いますが、日本で一番古い山小屋があるところです。
そしてその標高は2,450m。。。。
ここは、中部山岳国立公園内となるため、アンテナを設置するまでには、多くの時間を費やすこととなりました。しかも特殊なエリアですので、場所の選定や設置の交渉以外にも、アンテナ自体の色や形状の調整なども結構大変でした。結果、無事設置ができましたが、少し変わったアンテナ配置になっております。
また、その時の設置工事も、非常に大変でした。
何が大変だったかと言うと、工事自体は特別なものではないのですが、とにかく2,450mの所まで何度も行かなければならないのです(まぁ当たり前なのですが)。
当時、山登りには自信があった現場の担当者も、工事立会いの際には、階段を地下から6階まで上り下りしているうちに、目まいが。。。。。あわや高山病か??なんてこともありました。完成後も、当然エリアチェックで山登り。。。。これだけ頻繁に、立山を登ったり降りたりしたのは、登山家のかたでもそう多くないかもしれませんね(笑)。
なお、立山の山頂(雄山・おやま)では残念ながら圏外ですが、室堂平から北東に約3キロの別山(べつさん)山頂(2,880m)ではちゃんと通話が出来ます。PHSで通話できる、最も高い場所でもあります。
今回のように、景観上の問題でアンテナを目立たなく設置するということは十分に理解できますので、ウィルコムとしてもできるだけ、目立たず、でも、広くエリアをカバーできるアンテナ配置となるよう、設計しています。
ところが、アンテナ設置交渉に行くと、許可をいただけても『アンテナは外から見えないように設置してね』とか『看板の中に入れてね』とか、簡単に言われることがあります。
『それじゃー電波が飛ばないだろう!』と心の中で叫びながら、何とかアンテナが見えるように設置させていただけるよう必死に交渉しているのです。アンテナの数だけ、悩みがあったりするものです。。。
そしてもう一つ
【日本一アンテナが設置されているビル】
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| 写っているのは一部の基地局です。 実際はこの倍以上の基地局が設置されています。 |
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| 屋上に設置されている一部の基地局 |
一般的には一つのビルに一つのアンテナを設置していますが、ここは都内でも特に多くの通信トラヒックが発生するエリア。一つ、二つのアンテナを設置するだけでは全く足りず、追加、追加していたら、こんな状況になってしまいました(笑)。
このようなエリアはトラヒックが高いからといって、『隣のビルに交渉に行こう』と言うことにはなりません。
なぜならば、既にアンテナがついているか、過去の交渉の中ですでに設置できないことが分かっているからです。要するに、既存のアンテナが設置されているビルに追加をお願いするしかない、というケースが結構多いんですね。
そうすると、こんな感じで設置することになってしまいます(苦笑)。
しかし、アンテナも基地局も小型なため、このようなことが容易に出来るところがPHSシステムのすばらしいところといえるかもしれません。
さて、前回の「WILLCOM CORE(ウィルコムコア)の基地局準備中」の記事には、「なおっきのぶろぐ」さん、「にっき (n-yoshi@lares)」さん、「なりかふぇ_(^-)旦~」さん、「スパZERO」さんからトラックバックをいただきました。感想を書いてくださったり、応援してくださったりしていて大変ありがたく思っています。たとえばブログ「スパZERO」さんは、基地局をとても身近に感じてくださっているようで、とてもうれしいですね。
また、次回以降も変わった基地局をみなさまにどんどん紹介していきます。気になったことや聞きたいことなど、お気軽にトラックバックでお知らせください。ではまた!





