WILLCOM CORE(ウィルコムコア)はダイアルアップでつなぐんじゃありません

こんにちは、イワナガです。
イベント漬けの怒涛のような半年が過ぎ、ようやく夏休み・・・周りの同僚からは「秋休みだろ?」と言われていますが、イワナガ的には誰がなんと言おうと強気に「夏休みだよ!」と言い放っています。その割には、三連休を3週連続とかで取ったりして、弱気に静養させていただいております。今年4月の年度初めの時点でこうなることがわかっていたのでそれ自体は覚悟の上でしたが、寄る年波には勝てず、また最近急激に寒くなったこともあって、どうにも調子が出ない今日この頃。・・・が、1年後の2009年に迫ったWILLCOM CORE(ウィルコムコア)の本格サービスに向けた準備のために、悠長に休む暇はもうありません。
そんななかでの今日のお題は・・・


IP常時接続って何よ?
PHSのサービス、その柱は通話データ通信の二本立てです。それに対してWILLCOM COREのサービスの柱は、ずばり、データ通信。それもIPレベルでの常時接続サービス、です。
でも常時接続って?


ダイアルアップじゃありません
すごく乱暴な言いかたをすると、PHSを含め一般的なケータイのデータ通信は、ダイアルアップ、つまり接続拠点に電話をかけることから始まります。それに対してWILLCOM COREの場合、概念的に言うとWILLCOM COREの通信アダプターをオンにすると通信が始まります。たとえて言うと、無線LANアダプターをオンにするとアクセスポイントにつながり、オフにすると接続が切れるのと同じような感覚です。具体的にご提供できるWILLCOM COREの通信アダプターカードがどういう風な使い勝手になるのかについてはまだお話できませんが、そんな感じだと思っていただければよいと思います。
ダイアルアップじゃない。でも、それで何が変わるんだろう?


IP常時接続でできること
今お話した、無線LANのパソコンを外に持ち出すような感じ、というのが一番判りやすいと思いますが、いちいちダイアルアップするのではなく、使いたいときにアダプターをオンにすればつながる、つながっている、というのが一番大きな違いじゃないかと思います。しかもその状態で動き回れるわけです。似たようなものに、公衆無線LANサービスがありますが、これはアクセスポイントのある拠点から動くことができません。
別にダイアルアップなんてPCがやるんだからどうでも良いじゃん、という話もありますが、WILLCOM COREのネットワークの用途を考えたときに、実はPCだけではなく、いろんな機器での接続が想定されています。ひょっとしたら、ネットワークを利用する機器の大半が「PCのような、誰か人が直接操作するモノ以外」になることも考えられます。そういう場合に、常時接続じゃないと困ることが実は意外と多いんです。


ちなみに、PHSでもそのネットワークを使っているのは人だけではないんです
通話やパソコンなどでのデータ通信の場合、必ずその両端か、あるいは一方の端には人が居ます。電話機は人が持っていますし、PCもほとんどの場合、人が何らかの操作をしています。
でも、知っている人は知っているかと思いますが、たとえば自動販売機。たとえばカーナビ。たとえば何かの計測器。たとえば何かのハンディターミナル。たとえば・・・と、多くの機器がその裏側の通信手段としてPHSネットワークを使っていたりします。その機器のユーザーがまったく知らないところで、その裏側で誰かと、あるいは何かと通信しているときにPHSネットワークを使っている例がとても多いんです。目に付かないところで、ある種社会のインフラのネットワークとしても、PHSネットワークは使われているんですね。


IP常時接続だから広がる用途
もちろんPHSで十分な用途は山のようにありますが、たとえば大量のデータを送り続ける必要があるとか、あるいは短時間にドカン!と送りたいとか、ネットワークを利用する機器が自由に動き回れる必要があるとか、でもダイアルアップなんかしている暇は無いとか、いろんな理由で今までの通信インフラでは駄目だった用途も一方では山のようにあります。
そんなワイアレスでのブロードバンドが必要なところ、必要なユーザー。このユーザーは、人間だけでなく、人間以外の利用も含めた用途。ここが肝心なところ。そこにWILLCOM COREのひとつの存在価値があるんです。


日本での通信事業は日本の社会のインフラのひとつですから
以前からお話しているように、WILLCOM COREの本格サービスでは、まず最初にデータ通信カードをご用意する予定です。その後、どんな端末をどんな形でご提供できるかについてはまだまだこれからのお話になりますが、裏側で何気に用意している法人向けの色々な形をした端末や、WILLCOM COREのネットワークの活用を前提とした色々な活動というのが、とても大きな意味を持っていたりします。

ある意味、すごく地味な部分かもしれません。
確かにエリアの拡大とか、物理的に時間がかかる部分があるのは事実です。
でもこれから出てくる多くの夢の技術が、ガンガンに使える無線サービスを必要としているんです。

そんななかで、WILLCOM COREでしか担えない社会のインフラの通信サービスを提供する、というのが、サービス提供のためにがんばっている私を含めた関係者のひとつの大きな支えになっています。


BWAユビキタスネットワーク研究会はひとつの動き
社会のインフラとして活用できる可能性について、もちろんウィルコムとしても色々と考え、各方面に働きかけ、またお客さまと一緒に取り組んできたのですが、そのひとつの方向として、BWAユビキタスネットワーク研究会という団体の立ち上げと運営に協力しています。

BWAユビキタスネットワーク研究会の目的
(Webサイトより抜粋)
本研究会は、WILLCOM COREサービスをはじめとしたBWAユビキタスネットワークを活用した幅広い産業化や学術研究の支援を目指し、参加者自らが事業を行う際の事業・研究主体、コーディネーターとしての役割を担い、官公庁、自治体、地域社会とも連携を図りながら、各参加者が容易にBWAユビキタスネットワークを活用したビジネス・サービスが展開できる環境を整備し、新規産業創造、市場顕在化に寄与することを目的とします。

思いも寄らないところで活用されるWILLCOM CORE。これもひとつのカタチです。

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