ウィルコム沖縄のテレビCMは、うちなーんちゅが歌う「ウィルコム♪」

こんにちは、サトウです。

突然ですが、ウィルコムには「ウィルコム沖縄」という関連会社があることをご存知だったでしょうか?ウィルコム沖縄は、文字通り沖縄を事業エリアとしてウィルコムのサービスを提供している会社です。同じPHSの「アステル沖縄」から営業譲渡され、2005年からウィルコム沖縄として営業しています。

沖縄は「地元を大事にする」「地元の企業に親しみがある」土地柄。地理的な理由もあって、沖縄独自でマーケティングしたほうが効果が高いんです。そういうこともあって移動体通信業でも、たとえば全国一社になったNTTドコモさんのカタログには「沖縄版」の文字がありますし、auブランドのケータイは「沖縄セルラー」さんが展開されています。ウィルコム沖縄も地元企業として、ユーザー調査の実施、パンフレット作成やキャンペーン展開など、独自のマーケティング活動を行っています。

そんな中で今日は、沖縄県だけで放映されているウィルコム沖縄のテレビCMについてご紹介したいと思います。担当しているのはウィルコム沖縄で販売促進を担当しているハナシロ。アステル沖縄時代からの社員です。

本当は「採用されないはずだった」

「実は最初のCMで採用された『アカペラ篇』は、本命の案じゃなかったんです」(ハナシロ)

テレビCMは、クライアント(依頼主)が内容についてオリエンし、それを受け取った広告代理店はいくつかの案をプレゼン。クライアントは候補の中から制作するものを選んで発注する――というのが通常の手順です。ハナシロはいくつかあった候補の中からある案を推していたのですが、紆余曲折あり、捨て案(本命の案を浮かび上がらせるための、採用を前提としていない案)だった『メッセージ篇』が採用されることになります。

「今だから言えるのですが、この時点で私のテンションは下がっていました」と苦笑するハナシロ。採用されたメッセージ篇は、曲もないただナレーションが入るだけのものだったそうで、「これでは何も記憶に残らないCMになってしまう」と判断し、広告代理店と議論してナレーションに歌を乗せてみたそうです。

沖縄県内10近くのロケ地を「朝の6時から夜の21時過ぎまでかけて、かけずりまわるように」しながら一日で撮影を終えるというハードスケジュールで生まれたこのCM。そんなハナシロの苦労が報われる出来事が起きます。

「販売店の店頭でテレビCMを流していると、高校生や子供たちがフルコーラス歌いながら通り過ぎたり、チラシを配っていると歌いながら受け取ってくれたりと、非常に反響がありびっくりしました」。捨て案だったメッセージ篇は、結果として大成功。ウィルコムの認知度も大きく向上させました。「県内の高校生のほとんどは歌えるんじゃないでしょうか」(ハナシロ)。

私もそのCMを沖縄に出張したときに店頭で見たんですが、つい口ずさんでしまうほど耳に残るCMでした。しばらくは東京に戻ってからも、気がつくと歌ってしまっているほどでした。

第二弾は「出演者をオーディションで」

認知度向上に大きく貢献した第一弾のCM。「せっかく成し得た認知度拡大の次のステップは、実際にお買い求めいただくこと」ですが、なかなか結果に結び付きません。どこにいってもオレンジの大きなコーナーがドーンと構えている沖縄の販売店の店頭でCMの曲はいい目印(耳印)になるのですが、「そもそもどこで売られているかが知られていなかった」ことが、調査の結果わかりました。そこで、どこで売っているかを告知する『販売店篇』とウィルコム定額プランの特長のひとつである、他社ケータイへのメールが無料なのを訴求する『メール篇』の2つを、第二弾として制作することにします。

「第一弾の反響が非常に高く、ウィルコムのCMに出たいという人がたくさんいらっしゃったので、より記憶に残る素材を作ろうということから、出演者はインパクトのある人をオーディションで選出しました」(ハナシロ)。

自分の知っている人がテレビで歌っている――沖縄らしい、沖縄ならではの地元を強く意識した第二弾のCMを、まずはご覧ください。

何人か出てくる中で、一番反響が大きかった出演者は『オプション料金な~し~で~』の部分を歌った現役の男子高校生。沖縄県を代表する楽器である三線(さんしん)を日ごろから弾いているという彼が、独自の沖縄民謡のリズムに乗せて歌う部分が非常に耳に残り、CM全体のインパクトを高めてくれました。

また、ウィルコム・な~ら~の「な~ら~」部分を担当してくれたのが、沖縄美少女図鑑(*1)のモデルで、ウィルコム沖縄の二代目イメージガールを務めてくれたまいちゃん。緊張の連続でセリフの「な~ら~」の一言が声にならず、「実は一番撮影時間が掛かりました(笑)」(ハナシロ)。苦労の甲斐もあってか、まいちゃんが通う高校では現在ウィルコムが流行中なんだそうです。

*1)「沖縄に美少女を増やそう」という宣言のもとに作られる、沖縄在住の「普通の女の子」たちをモデルに、沖縄の街並みをロケーションとして撮影されるファッション誌。

第三弾はきょうから放送!

そして、本日11月25日(火)から第三弾となるCM、『キャンペーン篇』が放送開始。さらに12月以降も、続編がドンドン放送されることになっています。『ウィルコム定額プラン』の特長を曲にのせた第一弾、その曲を歌う人をオーディションで選んだ第二弾につづき、第三弾は歌っている姿を自分たちで撮影してもらったそうです。

「第三弾のこれまでとの違いは、自分たちで撮ってもらって投稿してもらった点。今回はその中から選りすぐりのものを『コム友動画』として放送します」(ハナシロ)。

撮影したものの中には、ウィルコム沖縄三代目イメージガールのハッチーも登場。

ウィルコム沖縄三代目イメージガール ハッチー

現役女子高生のハッチーは自分の名前の一部である"ハチ"から、ハチ→蜂→HONEY BEE(蜜蜂)ということでWILLCOMの「HONEY BEE(WX331K)」を使用中。出来すぎの話のようですが、理由も含めて本当なんですよ。彼女が登場するCMは12月に放送予定です。

今回の募集では「県内3つの高校から『クラス単位で出演して歌いたい』というオーダーもあった」そうですが、撮影スケジュールの都合などで断念。「次回実現に向けて調整したい」と、ハナシロは今から構想を練っているようです。クラス対抗の「コム友動画コンテスト」なんて、おもしろいかもしれませんね。

いかがでしたでしょうか。地元の企業として、地元だからこそ放送できるウィルコム沖縄のテレビCM。第三弾は、また次の機会にご覧いただきたいと思います。お楽しみに。

以上、サトウでした。


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