本日3月19日発売のBAUM(WX341K)、その製品コンセプト

 こんにちは! マーケティング担当のサトウです。

きょうはウィルコムの2009年春シーズンの新製品であるBAUM(WX341K)の発売日です。午前中に都内の何店かを見て来ましたが、さっそくご契約いただいてるお客さまもいらっしゃって嬉しい限りです。

このBAUMは、私にとっても思い入れのある製品になっています。今回はそのお話をしたいと思います。

このウィルコム社員ブログを読んでいただいている皆さんはご存じだと思いますが、ウィルコムには2008年の春から発売しているHONEY BEE(WX331K)という製品があります。カラーリング、凸で表現されている数字のキー、蜂のキャラクターなど、それまでの他社の携帯電話にはない世界観をご支持いただいて、カメラ付きとなったHONEY BEE 2(こちらも新色レッドが本日3月19日より発売です)も含めて通年でコンスタントにお買い上げいただいている製品となっています。


BAUM、発想の大元は「HONEY BEE」+α

HONEY BEEという製品、そしていつでも通話無料(ウィルコム同士)、他社とのメールも無料というサービスがセットになって特に学生のかたをはじめとする10代、20代のお客さまにマッチし、たとえば大学のサークルの連絡用ツールとして、高校のクラスのみんなとのおしゃべり用にと、グループで話すというニーズにお応えしてきました。

こうした流れを受けて、機種変更など次のステップへと移るお客さまが出てくる今年、引き続きウィルコムをご利用いただくにはどういう製品がふさわしいか...そういう観点からBAUMの企画はスタートしました。

ここで意識をしたのが、よりたくさんの時間をウィルコムと一緒に過ごしていただくためにはどうすればいいか、という点でした。1台目のケータイと一緒に持つツールとして使ってきた2台目のHONEY BEEに、1台目の役割をどこまで担わせるか、ということになると思います。つまり、Candy Barと呼ばれるその形状とポップなカラーがウィルコムのシンボル=ブランドとなっているHONEY BEEに、足りなかった機能やサービスを世界観を壊すことなくどこまで付加するか、ということです。


BAUM、「おサイフケータイ®」搭載の理由

たとえば「おサイフケータイ®」の機能。docomo、au、SoftBankと携帯電話各社でサービスされているこの機能を、ウィルコムでする意義があるのかという議論が社内であったのも事実です。「こんなガラパゴスの機能はいらない」とする携帯電話事業者さんもいらっしゃいますが、お客さまへのインタビューや調査を実施したところ「おサイフケータイ®」の機能は必要であると判断できましたし、他業種のサービス導入のスケジュールを考えると、社会インフラとなったこのサービスをお客さまは「必要とされる」という結論に達したのです。

くわしくは戦略的なこともあるので書けませんが、「おサイフケータイ®」の機能でお客さまがお使いになるのは決済機能だけではない、ということです。私たち事業者の意志も重要ですが、必要かどうかを判断するのは実際にお使いいただくお客さまです。そのお客さまのこれからの使い方を予測して商品戦略を立てるのがマーケティングだと思っています。


液晶のWQVGA化のワケ

BAUMの外見でHONEY BEEと大きく違うのは液晶画面のサイズです。これまでCandy Barタイプのケータイの液晶はそのほとんどがQVGAサイズ(240×320)でした。ケータイ業界は縦長のWQVGAサイズ(240×400)が主流となっていますが、WQVGAを採用したCandy Barタイプの製品はauのINFOBAR2が記憶にあるくらいで、SoftBankのパナソニックモバイル製822P、サムスン製731SCはQVGAサイズの液晶を採用しています。

そんな中、BAUMではHONEY BEEのサイズ感をなるべく踏襲して液晶にはWQVGAを採用しました。その理由の一つに「カメラ」がありました。

他社携帯電話と写真を添付したメールをやり取りした時、相手はWQVGAサイズで撮影したものを送ってくるのがほとんどです。そんな時、受け取る側がQVGAサイズですと天地方向(上下)で足りない分が隠れて表示されますので、スクロールさせなくてはいけません。あるいは、デコラティブメール(装飾メール)のやり取りでも、WQVGAの画面で見ることを前提にレイアウトされたメールをQVGAで受け取ってしまう、ということも出てきます。コミュニケーションをする上で、買う前にはなかなか気がつかないこうした無意識に不満となる点を考慮しました。

WQVGA(左)とQVGAの画面比較(1)
WQVGAサイズの画像(左)をQVGAサイズの液晶画面で見たとき。
QVGAサイズの画面では天地が短いので、表示されない部分があります

 
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WQVGAサイズ(左)とQVGAサイズでの、デコラティブメール(装飾メール)の画面比較


BAUMのシンボルはサイドのラインと背面のカーブ

一方でデザインの面では、なんといってもサイドにあるラインが大きな特徴です。BAUMのデザインを担当した三田真由さん(京セラ マーケティング部デザイナー)は「本体だけでなくコネクタのふたにもラインを印刷して一周させたことが、なんといっても一番苦労した」と話してくださっています。

BAUMの側面。どこから見てもバウムクーヘンのように見えるようデザイン

「一面だけでなく、全面にコンセプトをちりばめて『どこから見てもバウムクーヘンみたい』というようにしたかった」(三田さん)

本物のバウムクーヘンのように、端末をつなげるとひとつの輪になる、という大いなるコンセプト(野望?)もあったとのことで、「持ちやすさも含めて、背面にカーブをつけることについては譲らなかった」そうで、厚く見えない丸みはどのくらいか、持ちやすく感じるカーブは、など試行錯誤を繰り返した結果があのデザイン、ということです。ぜひBAUMを店頭で手にとって、そのコンセプトを実感してみてください。

持ちやすさも考慮して背面にカーブがつけられたBAUMのデザイン

新しいカテゴリーの「BAUM」をよろしくお願いします!

これまでの京ぽんの流れをくむ「WX340K」、ウィルコムのエントリーモデルである「HONEY BEE」。「BAUM」はいってみればその中間の位置のポジションである製品ですが、私としては事実上このモデルがウィルコムのスタンダードになったらいいな、と思っています。パッと見でウィルコムとわかる形状とカラーリング、それに日常で使用するにこと足りる「ちょうどいい」機能。BAUMはウィルコムにとっても、お客さまにとっても新しいカテゴリーの製品だと言えると思っています。

いよいよ本日発売開始。あわせて本日から、29歳以下のお客さまがウィルコムに新規加入いただいた場合、通常2,835円かかる契約事務手数料が無料になる「新商品発売記念キャンペーン」も実施しておりますので、皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!


3月は別れの季節

さて3月も下旬になろうとしています。街のあちこちで卒業式を終えた学生・生徒の皆さんを見かけますね。年度末は別れの季節です。実は私も今回のエントリーをもって社員ブログを卒業いたします。昨年10月からの半年間という短い時間でしたが、少しでも製品やサービスに関する内側をお話しできていたかと思います。

本当はもっといろいろとお話ししたかったんですが、社員という立場で情報を発信する難しさも同時に味わったいい機会でした。私は卒業しますが、これからも社員が情報を発信していく「ウィルコム社員ブログ」はつづきますので、引き続きご愛読をよろしくお願いいたします。

最後になりますが、ここでひとつ種明かし。といっても問題を出していたわけではありませんが、昨年の10月8日の私の初めてエントリー。そこで掲載した写真には実は意味がありました。わかりますか?
ウィルコム社員ブログ「はじめまして、サトウです!」


事情があって遅れていますが、次のおやつの時間のちょっとしたヒントもここに含まれています。おやつの時間を私から報告できないのは残念ですが、あまりことを大きくしない程度に(笑)想像してみてくださいね。

それでは!

関連記事→BAUM(WX341K)

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