プロジェクトW~挑戦者たち~「P2P通信をケータイで実現せよ~手描きチャット、ヨシダカマガサコ誕生秘話~(2)」

こんにちは、ヤマダの19回目のブログです。
そして2009年の最後のヤマダのブログ更新です。

前回のブログ『プロジェクトW~挑戦者たち~「P2P通信をケータイで実現せよ~手描きチャット、ヨシダカマガサコ誕生秘話~(1)」』では、『手描きチャット』を開発したヨシダカマゴサコ誕生の前編をお届けしましたが、今回はその続きになる後編をお届けしたいと思います!そして誕生秘話の最後にちらっとHYBRID W-ZERO3(WS027SH)の情報も。

ところで現在『手描きチャット』では、「まるしかくペン」「Xmasペン」をダウンロードできるのはご存知でしたか?
ダウンロードのしかたは、【プログラム】から【手描きチャットアイテムマネージャー】を立ち上げて、【ショップで購入】を選んでください。ちなみに、"購入"と書いてありますが、購入金額はタダです♪無料です♪
【ショップで購入】では、季節によって新しいアイテムがどんどん追加されていく予定ですので、ぜひチェックをしてみてください。
さっそく、新アイテム「Xmasペン」を前回と同じく遊んだ様子を動画で撮影しました!

今回のブログのアジェンダは以下の通り。


《プロジェクトW~挑戦者たち~「P2P通信をケータイで実現せよ~手描きチャット、ヨシダカマガサコ誕生秘話~(2)」》
■ ピンチ、ふたたび
■ 世界に通用するイノベーションを
■ 現在と、そしてこれからのヨシダカマガサコ

※ このブログをお読みになる場合は、BGMで中島みゆきさんの「地上の星」を流しながらお読みください。
※ このブログは田口トモロヲさんがナレーションしているつもりでお読みください。
※ 途中でヤマダがADとして吉田社長に質問を致します。

■ ピンチ、ふたたび

無事に資金難を乗り切ったヨシダカマガサコは、ケータイでP2P通信を実現するプラットフォーム『Spear』を開発した。これを利用することで、驚くべき速さでオンラインゲームやインターネット通信を利用したアプリケーションを実現することができる。吉田が営業や経理や財務の面を一手に引き受け、鎌ヶ迫が開発をする、という二人三脚での毎日となった。

(ADヤマダ)「ホンダ創業者の本田宗一郎氏と、藤沢武夫氏のような両輪の関係ですか?」

吉田「そんな大企業になぞらえていただき光栄です(照)。でも確かに、二人三脚の関係です。」

『Spear』の開発の中、さらに優秀なエンジニアが必要になり、林も合流した。これで、ヨシダカマガサコは3名の会社になった。

(ADヤマダ)「Spear商品化は簡単に進んだのですか?」

吉田「実は、Spearの商品化の際にも結構なピンチがありました(笑)。『"速くて、安い"というメリットのあるP2P通信は面白い!しかもまだどの会社も着手していない!』ということで、早々に開発を始めたのですが、とある通信事業者と秘密保持契約を結んでお話をさせていただいたところ、『P2P通信はウチではあと3年は解放しないでしょう。』とニベもなく宣告されてしまいました(笑)。あと3年も待つことはできないし、出資していただいた資金もまたどんどん減ってくるし、『先輩や友人の信用を失って、私の人生ももはやここまでかな?』などと一瞬思ってしまいました。(笑)」

吉田は決断を迫られた。
創業時の夢を断念するのか、そのまま突き進むのか。
手持ちの資金、会社を取り巻く状況、あらゆる情報を集めて考えれば考える程、このまま進むのはあまりにも愚かに思えた。

吉田「一か八かでしたが、そのまま突っ切ることにしました(笑)。以前、似たような決断を迫られた時、"逃げ"の一手を打ったことがありました。その後、無事に生活できはしたものの、後悔にさいなまれる日々でした(笑)。『あの時逃げてロクなことはなかったな。また後悔するような人生をダラダラ送るぐらいなら、俺は死を選ぶ!!』みたいな気持ちがありましたね。(笑)」

吉田は命を捨てる覚悟で事業続行の決断を下した。
そして、奇跡が起こった。

吉田「突然、通信事業者の担当のかたからお電話がありまして『吉田さん、2005年の夏モデルの仕様決めミーティングで、P2Pに対応する方向でお話が進み始めました。頑張ってください!!』とおっしゃるんです。以前は『あと3年は解放しない』というお話だったのに、本当に耳を疑いましたよ(笑)。」

そして、無事にP2P通信は2005年の夏から利用可能になり、『Spear』は、とあるゲーム会社のケータイ・オンラインゲームに採用されサービスインとなった。2006年1月のことだった。

その頃、日本に本格的なスマートフォンが産声をあげた。ウィルコムが発売した『W-ZERO3(WS003SH)』だった。2005年12月に発売した『W-ZERO3』は、日本で始めて本格的に通信機能を内蔵したスマートフォンとして、爆発的なヒットを記録したのだった。
(当時、在庫不足でご迷惑をお掛けしましたが、購入してくださったみなさまにはこの場を借りて改めて御礼申し上げます。)

ウィルコムのスマートフォン『W-ZERO3(WS003SH)』

▲W-ZERO3

「これからの時代はケータイがPC並に高性能化し、ケータイからのネット接続が定額になり、誰もがネットに常時接続状態にできるような、そんな時代になるのではないか。」創業当時、吉田の考えていた未来が確実に近づきつつあった。
そして、ウィルコムからは、大ヒットとなった『W-ZERO3』は後継機種が発売され続け、2008年6月には『WILLCOM 03(WS020SH)』も登場した。

ウィルコムのスマートフォン『W-ZERO3(WS003SH)』の後継機種『WILLCOM 03(WS020SH)』

▲WILLCOM 03

そんな時、「Spear」の採用実績を着々と積み上げていたヨシダカマガサコは、縁あってシャープとビジネスの話をしていた。そこに登場した『WILLCOM 03』は、スマートフォンとして多くの機能を搭載しつつ、デザイン性も追求し、ビジネスユーザーから若い世代まで幅広いユーザーが購入しているという。
シャープ、ウィルコムは若い世代によりスマートフォンを楽しんで使ってもらうアプリケーションを検討していた。そこでヨシダカマガサコのP2P通信の技術を生かしたサービスの開発を決定したのだった。
『手描きチャット』は、「ケータイとP2P通信がもっと身近に、もっと手軽に利用できれば面白いのではないか」と創業時に想像した吉田のビジョンが形になったものだった。
こうして『手描きチャット』は2008年11月にサービスを開始したのだった。

■ 世界に通用するイノベーションを

(ADヤマダ)「なかなかドラマティックな誕生秘話ですね。『手描きチャット』の発想は、かなりマーケティング志向の発想だと思うのですが、当初から若い世代にウケると感じていたのですか?」

吉田「創業当初はかなり技術志向で、自分が使いたいものというよりは、技術者が夢中になって"面白い"と感じているものを、どんどん追求してもらう形で仕事を進めていました。ですので、当初から若い世代を狙っていたというよりは、結果として自分達と近い若い世代向けのサービスになった、というほうが適切でしょうか。」

吉田「ただ、最近は技術だけあればいい、というものではないな・・・と実感しており、マーケティング重視の会社への成長を強く意識しています。」

(ADヤマダ)「ビジネスを立ち上げるのは大変ですよね。今も創業当時を懐かしんだりしますか?」

吉田「正直、今は振り返る余裕はありません。今は迷わず『手描きチャット』に邁進していますし、懐かしむのは引退した後でよいかな、と思います。(笑)」

(ADヤマダ)「なるほど。では、最後にヨシダカマガサコの目標を教えてください。」

吉田「世界に通用するイノベーション(技術革新)を起こしたいですね。自分たちの開発した画期的なサービスやプロダクトがいつの間にか当たり前のように日常で利用されるような、そんな仕事を成し遂げたいと思っています。『手描きチャット』はそれを具現化した1つのカタチだと思っています。」

■ 現在と、そしてこれからのヨシダカマガサコ

(ADヤマダ)「ちなみに現在のヨシダカマガサコの社員は何名いらっしゃるのですか?」

吉田「現在は6名です。」

(ADヤマダ)「お~、創業当時の3倍に膨れ上がっているじゃないですか!ちなみに前編で、先輩、知人、友人、両親から出資をいただいた、とありましたが、そのお金は・・・?」

吉田「これから何年かの内に会社を上場させ、しっかり恩返しをしたいと考えております。ピンチから救ってくださった皆さまには今でも心から感謝しています。」

(ADヤマダ)「周囲のかたがあって、いまのお2人があるわけですね。そんな吉田さんと鎌ヶ迫さんは、まるで戦友のようですね?」

吉田「はい、沢山の戦場を乗り越えて来ました。(笑)」

(ADヤマダ)「ところで鎌ヶ迫さんも、最後に何かコメントをお願いできれば・・・例えばご趣味などは?」

鎌ヶ迫「・・・真空管です。」

(ADヤマダ)「え、真空管っ!?」

鎌ヶ迫「はい。真空管です。だいたいの真空管の型番は把握しています。」

(ADヤマダ)「真空管にも型番があったのですね・・・すみません、ヤマダ知りませんでした∑(; ̄□ ̄A。真空管の話はまた機会があればお聞かせくださいm(_ _)m」

(ADヤマダ)「ところで、このウィルコム社員ブログを読んでいるかたは、『手描きチャット』はHYBRID W-ZERO3でも対応しているのか気になるところだと思うのですが・・・その辺はどうなのでしょうか?」

吉田「もちろん、HYBRID W-ZERO3対応に向けて現在準備中です!!!!!現在WILLCOM 03、Advenced/W-ZERO3[es](アドエス・WS011SH)をお使いのかたも、この機会にぜひ『手描きチャット』で遊んでみてください」

(ADヤマダ)「ますますHYBRID W-ZERO3への期待が高まりますね!!」

ヨシダカマガサコの物語はまだまだ始まったばかりです。これからのヨシダカマガサコならびに『手描きチャット』もどうぞご期待ください!


― いかがでしたか?ヨシダカマガサコ誕生秘話を通して、『手描きチャット』開発のウラ話は楽しんでいただけましたか?ぜひ感想、ご意見などありましたらトラックバックか、Twitterでツイートしてください♪
ツイートと言えば、先日(12月11日)、TwitterのHONEY_BEE_3アカウントのはちさんと焼肉を食べました♪はちさんとざっくばらんな話をしたのですが、もし興味のあるかたは、TwitterのHONEY_BEE_3アカウントをご覧ください(HONEY_BEE_3アカウントは2009年12月末をもって残念ながら終了してしまいます。はちさんフォローのチャンスは今です!)。時々そんな感じでTwitterに出没する年末年始となるかもしれませんが、みなさま、良いお年をお迎えください。

それでは、また2010年にお会いしましょう!

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吉田鎌ヶ迫に興味をもったというかたはこちらへ(吉田さん鎌ヶ迫さんのブログも連載中。前回記事へのトラックバックもいただいています。ぜひチェックしてみてください!)
→ 株式会社 吉田鎌ヶ迫 HP

関連記事→WILLCOM 03,HYBRID W-ZERO3

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