2010年、あけましておめでとうございます。
ウィルコム社員ブログが始まってから2回目のお正月を迎えたわけですが、あらためて歳を取ったな・・・ いや違う!あらためて継続することの意味を噛み締めているイワナガです。
さて、今年もとりあえず変わらず相変わらず頑張って真面目にWILLCOM CORE XGPネタを中心にお届けしようかと思っているわけですが、正月明けの頭の体操ということで、先月12月のエントリーで触れた話をちょっと復習。え?なに?いや、何を隠そう、ワイヤレスとモバイルの違いの件です。
「モバイルはモバイルの立ち位置がある。でもそれはワイヤレスというカテゴリーのなかのひとつの形という位置づけ」という考えかた
12月9日の「WILLCOM CORE XGPの使えるルーターってないの?という話」というエントリーの最後で少し触れたんですけれど、結構色んなところで「ワイヤレス」と「モバイル」って言葉が混同されてるような気がしています。でも何だか言ってることの立ち位置が違うんですよね。実はこの話、自分が過去3ヵ月くらいの間に何十回も(これ、誇張じゃないです)WILLCOM CORE XGPをご紹介するプレゼンテーションをやってる間に、自分の中に生まれてきた違和感が元なんですよね。
「動かないけれど電線がないほうが良いモノや、電線があると困るモノって一杯あるよな」
よくよく考えると自宅のPCとプリンターは無線LANルーターで、そこにNASが付いている状態。自分の部屋や机なんて無い狭い家なので、使わないときには片付けてしまう、ノートPCを据え置き状態で使っている私がいます。そもそも事例が自分の家にあるじゃないですか。
まぁこれは個人の状況に依存する話だし、所詮家の中の話なのですが、それが外に出たら当然話は変わってきます。無線LANは、街中でも使える場所の周辺でしか繋がりません。弱い電波を使っているのでコレは仕方がない。またよくある無線系のサービスの場合、有線や無線のLANの世界だと気にすることはほとんどない、上りと下りの速度差とかが意外とボディーブローのように効いてきちゃったりするんですよね。あ、ちなみにPHSは「WILLCOM CORE XGPのパフォーマンスについて~速度などのネタをいくつか~」の記事でもご紹介したように、上り下りの速度差ってほとんど無いんですけれど・・・ってのは置いといて。
ちなみにこのワイヤレス云々の話、実はビジネスの場でも同じように考えられることが山のようにあるんです。たとえば・・・
- レイアウト変更や移転が頻繁にあるオフィスのPC環境
- オフィスや自宅の外に持ち出すノートPC
- 駅構内やショッピングセンター、あるいはバス停などに置かれたサイネージ
- 通信機能を持たせたドリンク類などの自動販売機
- エレベーターの非常通報装置
- 街頭にポツンと置かれた監視カメラや気象などのセンサー
- 臨時に開設されたサテライトオフィス
- 固定系の回線が全部ダウンしても使い続けていられる必要がある
データセンター
などなど。
もちろんコレだけではありません。まぁ枚挙に暇がないというのはこのことですね。ちなみに「モバイルPC」などの言いかたがあります。確かにPCを無線通信サービス経由で使うことは当然あるわけですが、PCを歩きながら使う人っていうのはほとんどいないわけです。使っているときにはどこかに座ってキーボードをパタパタするわけで、移動はしてきましたが使う時点では移動はしていない。その意味で実は「モバイルPC」と呼ばれるものは概念的には「ワイヤレスPC」と考えたほうが良いのでは?と思ったりします。これ、結構重要です。
もっとも残念ながら電源だけは必要です。最終兵器として電力を無線で送ろうという研究開発が進んでいたり、燃料電池にするかとか、それこそ太陽光発電で云々・・・なんて議論があるのはありますが、現実的なところで言うと電源だけは必要。バッテリーに依存できればOKですが、それで耐えられるものっていうのは意外に少ないものです。これはどうしようもない。でも電源さえ確保できれば、あとは無線である事が有線であることよりも良いのではないかと思われることって一杯あるんですよ、どうやら。
「ワイヤレス」の立ち位置
通信ケーブルが無いほうが良いもの、あるいは通信ケーブルがあると困るものを繋ぐ手段。それが「ワイヤレス」なわけです。そしてそのなかでも、使う状態で動き回ることを前提としているのが「モバイル」という位置づけ。
だって「ワイヤレス」は「無線」で、「モバイル」は「移動(もしくは移動体?)」なんですから。
どうやら指し示しているもののレベルが実は違う。つまりそもそも「モバイル」は「ワイヤレス」の一部なんですよ、ということ。これがとても重要です。これを間違うと、色んなところに誤解が生まれるんじゃないかな?というのが私の違和感の正体と、これを整理して話をしないから混乱するんだなというのが、それに気づいてからのイワナガのモノの言いかたなんです。
ワイヤレスブロードバンドであるから実現できた、「WILLCOM CORE XGP」を活用した観光地ライブ映像の伝送・配信の実験
2009年12月16日付けで発表された、「WILLCOM CORE XGP」を活用した観光地ライブ映像の伝送・配信の実験についてというプレスリリースがあります。WILLCOM CORE XGPのネットワークは別に用途を限定したものではありませんから、当然色んな用途に使えます。上りと下りの速度差がほとんどないこと、応答性能がとても高いことなどが、他の通信サービスでは実現できない用途に利用できるでしょ?ということでいくつものプロジェクトが進んでいますが、この京都での取り組みはまさにその一つです。
現在、2010年3月末までの実証実験が進んでいます。アクセスできる環境をお持ちであれば、ぜひ一度覗いてみてください。
リリース自体はリンク先を確認してほしいのですが、今回のイワナガの話に繋がる重要なところはココ。
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今回の取り組みは、財団法人 京都産業21が公募した「環境産業等産学公研究開発支援事業」の一つとして採択されたものであり、今後、ウィルコム、駅探は今回の実証実験の結果を踏まえ、モニターカメラ設置箇所の拡大や、電車車両からの映像配信、京都以外の地域への展開など「WILLCOM CORE XGP」の優位性を活かしたフレキシブルな無線インフラ整備とリアルタイム動画コンテンツの開発を検討してまいります。さらに、将来的には、観光コンテンツ配信によるビジネスモデルの構築も視野に入れて、観光地の映像配信事業を推進してまいります。 |
ワイヤレスだからこそ、ワイヤレスブロードバンドだからこそ、そしてWILLCOM CORE XGPだからこそ実現できる仕組みがあるわけです。それを求められる場があるわけです。こんなの、下りだけの速さ一発の通信規格や通信サービスではありえない。
ちなみにこの実験については、財団法人京都産業21さまが主催する「京都ビジネス交流フェア2010」でも発表されます。会期は2010年2月18日(木)と19日(金)。場所は京都府総合見本市会館「パルスプラザ」。第一展示場でひらかれる「きょうと連携交流ひろば2010」のなかで紹介される予定です。
京都を中心とした関西方面の皆さま、もしお時間があればぜひともご来場ください。
ということで、今年もWILLCOM CORE XGPに絡むネタを中心につらつらと書いてゆきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いします。



